2025/10-2026/02 / 2026/03-
雪の降り積もる場所
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行き行きて、天一涯
「すごく好き、は、愛してると同じ?」
「同じじゃないかもしれないけど、今おれが感じている気持ちはほとんど同じかな」
「愛ってなんなのかな? 俺に惚れた人によく言われるけど、なんだかよくわからない」
バックパッカーの江野海里は、南アフリカで金を盗まれ、カジノに行けばなんとかなると聞く。
彼はそこで、劉志遠に出会う。天真爛漫さと愛嬌、頬の傷と秘密を持つ、よく食べる年下の男。
カジノにはびこる中華系マフィアに騙されそうになった海里を志遠が助けたことをきっかけに、ふたりは体の関係に溺れていく。
やがて海里は志遠に深く惹かれてゆき、彼の過去と秘密を知るのだが、それはどうしようもなくふたりを隔てるものだった。
実現するはずのない未来を夢見る中、海里のビザなしでの滞在期限が迫り──
「あなたは正しいままでいて」
チャイニーズマフィア×バックパッカー(リバ)
明けない世界の、ハードボイルドBL。
幻の桜
ひとり暮らしの彼――成海真樹の元に、昔の友人の息子だという若い男から連絡があった。死んだ父親が彼に借りた金を代わりに返したいというのだ。借金などなかったことにしようと真樹は告げたが、会って話したいという息子――近藤夏生の声は若き日の友人にそっくりで、つい面会を承諾してしまう。この出会いが思いがけない結果へつながるなど、考えもせずに……。
若き日の苦しい恋を忘れられないまま孤独に生きる男は、一本の電話に過去のこだまを聞く――
この町には6つの宝とひとつの秘密が埋まっている
「いつかの……タカラモノを探しに」
「宝……」
「行かない? 行こうよ」
「待って、何の話?」
「タイムカプセル。僕たちがアノ町のいろんな場所に隠した」
都会で企業勤めをしている光野秋耶(こうのしゅうや)にとって、今日この日は、七日間だけ与えられた短い夏休みの、輝かしい初日だった。
早朝、秋耶の部屋を、とある人物が訪れた。故郷で暮らしているはずの幼馴染、春次実理(はるじみのり)である。秋耶と実理は親友だったが、中学三年の夏に秋耶が都会に引っ越して以来、一度も連絡を取り合っていなかった。実理の薬指には銀色の指輪が光っていた。
一緒にタイムカプセルを探そう、という実理の提案で、秋耶は久方ぶりに故郷の土を踏むこととなる。しかし秋耶は、かつて実理と二人で町中のあちこちに隠したらしい合計七つのタイムカプセルについて、その存在すら覚えていなかった。
実理の一人暮らしの部屋で寝食を共にしながら、秋耶と実理はタイムカプセルを一つずつ見つけていく。二人に許された期間は、秋耶が都会に帰るまでの七日間。
子ども時代を過ごした町で秋耶は、自分がかつて目を背け、今日に至るまで忘れ去っていた実理への恋心に、そして、実理が秋耶に抱き続けている恋心に向き合い始める。
Bellātor Mēchanicus Caeruleīs Oculīー天空の眼の機械人形
人形は操縦士と予め仕組まれた恋をする。
かつて地球外からの侵略を受けた地球。世界は国ごとにシェルターに被われ、人々はシェルターの内側に映し出された偽の空を眺めて暮らすようになった。
主人公、東雲青(アオ)は本物の空を見るため、シェルターの外側で戦う搭乗型ロボット「自律型戦闘人形(ドール)」の操縦士を目指してきた。
操縦士となったアオは念願だった本物の空に辿り着く。そして空と同じ青い眼をした精悍な男性型ドール、クレドに出会う。手と手を重ね、一人と一機はパートナーとなる。
しかし、アオは次第にクレドに抱かれたいという自らの欲を自覚していく。
偏愛主義者の極道たちへの鎮魂
抗争の最中に拳銃で撃たれた羽琉(はる)は、助けを求める妙な声を聞く。
脳に直接響く声は、体をあげるから母を助けて欲しいといったものだった。
自分を庇って一緒に撃たれた舎弟の拓馬(たくま)を助ける為に提案を飲んだが、目を覚ますと、羽琉は見た事もない掘立て小屋にいた。
体の主が治癒能力を超える「再生能力」を持っている事に気がつく。
食料を求め、小屋を出て町に降りる事にするが、そこには前世で自分を庇って撃たれたはずの舎弟の拓馬と組長までもがいて、少し後に悪友である啓介とも出会ってしまい、組ごと異世界転生しているのはないかと疑問を抱く。
自分の転生体が別に存在しているかもしれないと知り、体の主との約束を守る為に旅に出るが思わぬところで前世との因縁も絡んできて!?︎
前世と今世が絡まり合う時、全ての真実が浮き彫りにされていく。
極道だったメンバーたちが、前世の因縁を解消しつつ、今世では国同士の諍いをも助ける異世界ダークファンタジーになります。
※血の描写、残酷な場面などはマイルドな描写になっています。
※特殊設定:オメガバース。オメガは特殊能力持ち。
※設定は重めですが本編はテンポよく程よくコミカルに展開していきます。
それぞれ登場人物について、不遇、不憫設定ですが、ポジティブに自分の事を可哀想だと思っていません。そのため本編はテンポよく進みます。
※亜人と呼ばれる龍人族と、主の本体であるΩ堕ちαがいます。
※固定カプですが駄犬(?)がいる。
極道の若頭をはじめ、組ごと異世界転生!兄貴肌受け!
ルートヴィッヒのおもか
『そうして出逢った。黒い瞳に稲妻を宿した、俺の運命。』
高校二年生の夏休み明け、突然学校に行けなくなった時田芯(ときだしん)。
山奥の祖父宅で日々を過ごすことになった芯は、大きな洋館でピアノを弾く同い年の少年・榛奏太(はしばみそうた)と出会い、レッスンをしてもらうことになって……?
恋を通して成長する十七歳を描いた、苦くて眩しい青春ボーイズ・ラブストーリー。
だから風にはならな
桐ケ谷 蒼太は高校一年生の冬、デート中に彼氏に車から放り出された。見知らぬ土地で文字通り路頭に迷う蒼太を救ったのは、バイクに乗って通りかかった同級生・加賀崎 アオイ。
バイクの後ろから見た景色と、自分の運転で遠くまで来た加賀崎に感化された蒼太は、『また置き去りにされても自分で帰って来れるようになりたい』と考えるようになる。そして後日再会した加賀崎の助言と家族の協力を受けて普通自動二輪免許を取得し、バイクも手に入れた。
進級し同じクラスになった蒼太と加賀崎は学校生活とツーリングを通して徐々に仲を深めていき、ついに夏の花火大会にてお互いへの淡い気持ちを自覚するが──。
彼岸の祠
ーこの恋は罪か。それとも祟りかー
――もしも死んだら、涙の一つくらいは浮かべてくれるだろうか?
奉公人の伊助は店の若旦那・雪隆への届かぬ恋にやつれ、病床に伏し死を待っていた。
寒々しい冬、泣き濡れて目を閉じた伊助の耳に懐かしくも愛おしい人の声が届く。
だがそれは幻ではなかった。
「すべてを捨ててきた。共に生きよう」
それは、あってはならない罪の始まりだった。
安住の地を求めるも、受け入れてくれる場所はなく彷徨う二人。
心身共にすり減らした二人が辿り着いた隠れ里で歓待を受けた翌日――雪隆は倒れた。
熱があるのに震え痺れ、腹痛と嘔吐を繰り返す人を支えた伊助は「この方を守れるのは僕だけだ」と奮い立つ。
雪隆の知恵もあり村人を欺きながら逃げる手段を探す二人は、因習村の闇を知る。
河原の祠――『トガミサマ』を奉るそこは季節外れの彼岸花が揺れ、青白い蛍が舞う。
そして、秘密を探る伊助にだけ聞こえる『――逃ゲロ』という声と、首切りの夢。
「六部殺しの村がある」
雪隆がかつて商人から聞いた噂は本当なのか。
――彼岸より呻くのは誰?
青の遺伝子
紳士靴の高級ブランド店に勤める容姿端麗な23歳の神谷は、顧客の一人である会社経営者の川辺から声をかけられる。「この靴を履いて、僕を踏んでほしいんだ」とーー。カネがあり、洗練された着こなしで現れる47歳の川辺は、優雅で余裕のある大人だった。その審美眼に純粋に憧れていただけに、神谷はショックを受ける。川辺を拒絶し、抵抗し、反発する神谷だったが、次第に深みへとはまっていき……。
ブルーエイジ
宝田鷹彦は、高校まで投手として野球に打ち込んでいたが、大学生となった現在では野球からは一切離れていた。そんな中、少年野球時代の監督・平原と偶然再会する。平原は鷹彦に、「会ってほしいピッチャーがいる」と、少年野球チーム「楠之台アイルズ」の投手コーチになるよう打診する。アイルズで出会ったのは、エースの市川青真。彼は、鷹彦の高校までのチームメイトにして同じく投手であった市川弾希の弟だった。
エースとして注目を集め続け、東京の一部リーグ所属の大学で今も活躍する兄と同様、小学生離れした能力を持つ青真。しかし鷹彦は、彼の投手としては致命的なある欠点を見抜いてしまう。そのことをきっかけに、二人の「コーチと選手」としての関係は変化し始め——。
青真に重ねてしまう、見たくもない面影。成長の途上にある、少年の心と身体。それに向けられる、抑えきれない欲望——。
その男の影に雁字搦めの、青年と少年が下した、追憶と倒錯の中の選択。
袖の朝明け、君に寄り添い
戦乱の世がはじまろうとする頃、山あいの小さな領地・道明沢。
道明沢を治める道明家に小姓として出仕した秋津伊縁は、かつて自分を励ましてくれた若君・道明秀将の変わり果てた姿に打ちのめされていた。
かつては穏やかで優しい方だったのに、今の秀将は冷たく、粗暴な物言いで人を遠ざける。
けれど伊縁は、彼の中にまだあの日の温もりが残っていると信じ、ひたむきにつとめに励む。
やがて秀将の胸に隠された悲しみを知った伊縁は、ますます彼を想わずにいられなくなる。
そして、互いに傷つきながらも少しずつ通じ合う心。
その温かな日々の中で、伊縁は気づく──自分が求めていた居場所とは、秀将の傍らそのものだったのだと。
しかし、伊縁を昔から目を掛けていた蓮司正興が、ふたりの関係に暗い影を落とす。嫉妬と野心が交錯する中、とうとう道明沢でも戦の火蓋が切って落とされた。
避けては通れない争いを前に、二人の間には強い絆が結ばれる。道明沢のために、互いのために、命を懸けて二人は戦う。
戦国の世に咲いた、誠と恋の物語。互いを信じる心が、夜明けの光となって二人を照らす。
SIREN新装版
その男、最愛にして、最凶。サイコキラーと警部の血濡れたラプソディー。
昔、何処かで聞いたサイレンの音。聞いたけれども、忘れてしまっていた──
都内のベッドタウン、賃貸住宅の空き家に、変死体が発見される。
その死体発見現場には、警察を挑発するような文書が置かれていた。
奔走する警部、小高圭吾(おだかけいご)が聞き込みを行っていくと、被害者の披露宴でカクテルショウを行う予定だったバーテン「ヒロ」と出会う。その情報を元に探りを入れていくと、また死体が上がる。次々に殺されていく男たち。彼らにはとある共通点があった。
捜査網から広がっていく、シリアルキラーの謎。
小高が再び夢の中で聞くサイレンの音。何年ぶりかに聞いたその音は日増しに大きくなっていき、日常の中でも聞こえるようになっていく。それは一体、何を表しているのか…?
さなぎのうか
「特別なこと、日高君とならしてみたいよ」
親の転勤で東京からヨバリ町へと引っ越してきた日高湊人(14)
肩身の狭い田舎暮らし、余所者として扱われる日常は、永井都香砂という一人の美しい転校生によって蚕食されていく。
初対面であるはずの永井は、初日から日高に異常な執着をみせ、その言動は人間らしからぬものだった。永井の目は、時として黒く窪んだようにも窺えたが、しかし、そうした不可解な現象は日高にしか視えない。
永井は果たして人間なのだろうか? そんな疑念を他所に、彼の執拗さは増し、やがてその黒い腫瘍は日高に関わる周囲の人たちにも影響を及ぼしていくことになる。
立て続けに起きる町での失踪事件、被害者である人物たちはかつて、鳥居の下に積まれたとある石を日高に崩させようとした嫌がらせの当事者でもあった。
行方不明者たちは、それぞれ永井と恋人関係に発展してから、一週間と経たず姿を消している。
鳥居の下に重なる石に刻まれた十人の見知らぬ名前。ヨバリ町が隠している過去の連続自殺、殺人事件。
聞こえるはずのない蝉の声に、永井の皮膚を突き破った血潮が、日高の人生を赤く、赤く染めていく。
永井都香砂という男はナニモノなのか。永井が日高に捧げる執着は、愛となるのか、呪いとなるのか。
特別な存在になれるという恐怖と優越が行き着く最果て。
さなぎからでてくるものがうつくしいとはかぎらない──。怪異系執着ホラーBL
明晰夢幻と殺神未遂の夜
「俺は郁夫くんが好きだ。会わない間もずっと好きだった」。あらゆるシステムが機械化されたエリート男子校・花営学院に通う郁夫は、小学生時代の同級生・藤若へのコンプレックスを引きずっていた。中学で分かれ、再び同じ高校に通いながらも長らく定期試験の順位表でだけ存在を確認していた藤若は、ある日突然郁夫に接触を図り、愛を打ち明ける。郁夫は藤若への羨望と憎悪に揺れながらも彼に再び魅了されていく――そして時を同じくして現れた「鬼夜叉」と名乗る謎の少年の正体とは? 天才×秀才の劣等感拗らせ愛憎モノローグ。
九龍花郎
“花郎”のメンバー・メヤが死んだ。そのころ街に蔓延していた、人々が突如眠りについて目醒めなくなる“仏陀”と呼ばれる現象が、彼の元にも忍び寄っていた矢先のことだった。“仏陀”に抵抗するため、少年たちはゼンという男に集められ、“花郎”として街を救う救世主・ミシランの下生条件を研究するが、ある日メンバーに第二の死者が出て……。暗礁に乗り上げていくサークル内で渦巻く憧れ、嫉妬、畏怖、欲情。閉塞的な城砦都市で繰り広げられるSFジュブナイルBL。
薄墨で、書けばどの血も灰の色
龍人(アルファ)、耕人(ベータ)、そして龍人の番となるべく生まれた花人(オメガ)。三つの性が存在する世界で、美しい花人の両親のもとに生まれながら耕人の容姿を持つ市川喜一は、「外道」と蔑まれていた。
ある日、彼の両親は目の前で無慈悲な龍人に奪われ、その人生は一変する。
絶望の中、同じ境遇を持つ兄貴分・野崎聡美と出会った喜一は、花人たちの安住の地を取り戻すことを決意した。
失った仲間たちの姿を龍と花の刺青で全身に彫った二人が、滋賀の小河で夢を追い求める。
しかし、龍人による非情な「花人狩り」が、彼らの築き上げた絆とささやかな希望を打ち砕く。
抗えない運命に翻弄され、全てを失った喜一。中年になり愛人ヤクザと言われた彼が、最後にたどり着く場所とは。
関西弁で織りなす新感覚オリジナルオメガバース。おじ受け、青年受、リバ。